自由の砦 1月10日号 第108


年頭挨拶

「創価学会による被害者の会」
代表・後呂雅巳

学会の政権参画が我が国の危機を招来

 国民に創価学会の正体暴露し
    野望の阻止を
 4%の勢力が我が国を牛耳る危険
   今年も全力で学会批判の活動を


 内外に未曾有の国難抱える日本
    学会の政権入りと軌を一にして

   皆様、明けましておめでとうございます。
 昨年は、私達日本人にとりましても、まことに多事多難の一年でありました。
 年初より、政界は混迷を続け、景気は、いっこうに上向くどころか、日一日と不景気が深刻化する一方でありました。
 ちまたには倒産と失業が満ちあふれ、自殺者や夜逃げする一家が続出しました。
 こうした国民の苦しみを見下しながら、政治家や官僚は利権・金権の追求にふけり、汚職が続出しました。
 官庁の裏金操作∞不正支出∞横領%凾ヘ、まさに役所ぐるみ≠フ様相を呈し、暴かれた外務省や警察の腐敗・不正も氷山の一角にすぎない、という有り様です。
 年金や保険制度も、その行く方が危惧され、銀行・商社・ゼネコンといった、たとえ国家が崩壊してもつぶれないだろう≠ニ思われた大企業が次々と経営困難に陥るという、未曾有の混迷は、依然として克服の光明すら見いだせません。
 さらに、こうした明日をも知れぬという状況の中で、凶悪犯罪や青少年の非行が異常に増加しております。
 腐敗は、労働者の権利を守るはずの労働組合をも蝕(むしば)み、幹部が裏金操作をして私腹を肥(こやすなどの事件が起こっています。
 一方、目を海外に向けますと、世界的不況の中で、九月十一日の同時多発テロ、それに引き続いたアフガン戦争、中東紛争、インド・パキスタン紛争と、動乱の嵐が吹き荒れつつあります。
 我が国の周辺でも、不審船や難民密航船が出没し、緊張は高まる一方です。
 二十一世紀の冒頭から、地球上も、そして我が国も、不吉な様相が満ちているといえましょう。
 こうした世相の中で、私達は、しっかりと事態を見極め、賢明な選択と行動をとることが望まれています。
 ところで、この数年の傾向を見ていて気付いたことがあります。
 それは、日本が、極端な不況と政治混乱に突入した時期と、創価学会・公明党が政権に関わり始めた時期が一致している、ということです。
 そして、それ以来、この国の政治と経済は悪化の一途をたどっており、何一つ良いことがありません。
 その現実は、小渕前首相が公明党を連立政権に引き入れて以来、ますます顕著になりました。
 それは、疲弊し、腐りきった、この国の古い政治経済を、根本から改革し立て直さなくてはならない時に、その古い体制を支える役割を創価学会・公明党が果たし続けているために、必要な改革がいっこうになされなかった、ということが最大の要因ではないかと思われるのです。
 創価学会・公明党は、利権・金権構造≠フ権化である自民党の橋本派としっかりと手を結び、利権、金権、そして役所の役得や、特定団体のエゴイスティックな特権を擁護(ようご)する小渕・森政権≠支え続けました。
 そして、今は、自民党内の抵抗勢力≠ニ手を携えて、小泉首相の構造改革の足を引っ張っているのです。
 その間に行なわれた、国債乱発と財政タレ流しは、国家財政の危機を招くばかりで、何ら景気向上に役立ちませんでした。
 例えば、公明党の提唱した地域振興券≠ネどは、財政タレ流し≠フ尻馬に乗り、自民党の支持者層向けに金券をバラまくという、最悪の愚行でした。
 その一例に限らず、公明党が連立与党としてこの国の政治に関わって以来、政治も経済も治安も、そして国際状況も、悪くなる一方なのです。
 この失政に対して、公明党は責任を取ろうともせず、国民の利益などそっちのけで、手前ミソの党利党略≠フ追求にうつつを抜かしています。

 4%の勢力で天下盗り狙う学会
    選挙制度改悪で勢力拡大企てる

 かつて、細川内閣時代に自分達が強く主張して導入した衆議院小選挙区制≠ノついても、後になって、「小選挙区では、公明党は勝てない」ことがわかると、今度は、「中選挙区制に戻せ」と言い出し、遮二無二、ごり押ししました。
 そして、公明党にとっては、創価学会と公明党の利益をはかる以外に関心がない、という本音を国民の前にさらけ出し、世論の猛反発を買いました。
 選挙で勝てないからといって、自分の都合に合わせて選挙制度自体をいじる、というのは、落ち目の政党の常套(じょうとう)手段です。
 それは、国民の少数の支持しか得られない勢力が、あくまでも議会で多数派を占め、権力を維持しようとするためのテクニックですから、民意に逆らうものであることはいうまでもありません。
 創価学会は、実態は四百万人くらいです。
 各種の世論調査で、それははっきりしています。
 日本の人口の四%にも満たない勢力で、
 「天下を盗ろう、権力を盗ろう」 ということ自体、土台、無理なことなのです。
 それを行なおうとすれば、暴力♀v命か、さもなくば、詐術(さじゅつ)≠用いるしかありません。
 公明党の衆議院の議席は、現在三十二ですが、これが、創価学会の勢力に相応した数でしょう。これまでの五十を越える議席が異常だったのです。
 しかるに、手前ミソの選挙制度改変で、実力以上の議席を得ようとするのは、替え玉投票や不正投票で議席を得ようという考えと、同じ基盤の上にあります。
 また、このように勝つためには手段を選ばぬ≠ニいう創価学会・公明党ですから、選挙違反が多いのも当然の帰結です。

 宗教的信念も目的も捨て去り
    選挙組織に堕した創価学会

 創価学会は、今や完全に政治団体∞選挙組織≠ニ化しています。
 以前は、いちおう、日蓮正宗の信徒団体と称し、宗教団体としての体裁を整えていましたが、日蓮正宗から破門されたあとは、宗教団体として要件や目的、体裁すら失ってしまいました。
 創価学会が広宣流布のため≠ニいう宗教的目的を掲げるのは、会員を動かす手段として云っているのであって、本音は、
 「公明党に政権をとらせて、その支配者である池田大作が天下を盗るため」 に選挙運動を行ない、それに必要な勢力を得るための布教を行なおうというのです。ですから、教義などどうでもよくなり、今では学会の布教は単なる人数増やし∞仲良しクラブ″りに堕ち、何でもよいから入会しなさい≠ノなっています。
 こうして学会は、選挙組織≠ニ化してしまったのです。  長い間、選挙々々で鍛えてきた創価学会の組織は、選挙運動組織として、よく整備されております。
 普段から、
 「選挙活動も折伏活動も同じである」
 「我々の宗教目的として、政治に進出し選挙を行なうのだ」 と洗脳され、マインドコントロールされていますから、選挙だ≠ニいう言葉を聞くだけで、学会員は目の色が変わります。
 そして、五十年にわたり、選挙活動の実践で鍛え作り上げた組織を、会員の宗教的エネルギー=iと錯覚しているだけですが)で動かすのです。
 しかも、選挙費用については候補者に負担がかからない仕組みになっており、すべて会員の手弁当です。
 学会が、国民世論から強く嫌われながら、それでも会員数の倍も票をかせぐのは、こうした強烈な宗教的エネルギーと、選挙違反などものともしないエゲツない手練手管のせいである、といえましょう。
 実際に政治にたずさわっている政党や政治家にとって、このような勢力は、敵に回せばやっかいで、味方にすれば頼りになる、と見えるようです。
 だから、自民党も野党も、公明党が敵にまわれば、必死でこれを攻撃し、味方につけば、平然と前言をひるがえして擁護します。
 そこに、創価学会・公明党はつけ込んで、巧みに権力を握ろうとしてきたのです。

 小泉改革潰しの一翼担う学会
  この有害団体(公明党・創価学会)が
     日本を狂わす

 しかし、実態は国民の四%にも満たない勢力で、国家権力を支配しようとするのですから、その基盤は脆弱(ぜいじゃく)です。
 それ故、学会・公明党の悪事や実態を国民の前に暴露され、批判されることが、創価学会にとって、一番いやなことなのです。
 また、それによって、会員やシンパに対するマインドコントロールも解けていきます。
 以前読んだ司馬遼太郎の小説の中に、幻術師≠フ話がありました。
 街頭で、観衆にかこまれた幻術師は、「牛を飲み込んでみせる」と云って、みるみるうちに、牛を尻から飲み込みはじめます。
 じつは、集団催眠で、そう思わせているだけなのです。
 半分ほど飲み込んだとき、樹の上から見ていた子供が、
 「あれはウソだよ。牛を尻からかかえているだけだよ!」 と声をかけます。  すると、集団催眠が瞬時に解けて、観衆は、牛の尻にとりついている幻術師の現実の姿を見ることができ、失笑しました。
 幻術師は、怒って、声をかけた子供を殺そうとして追い回す……。
 そんな内容でした。
 これと同様、私達やマスコミが、池田大作や創価学会のマヤカシを見破り、暴露することによって、学会員やシンパにかけられたマインドコントロールが解けることを、池田大作や創価学会は何よりも恐れています。
 だから、マスコミを押さえ、批判者の口を封じることにやっきになるのです。
 また、批判者や反対勢力に対し、陰険な仕打ちや暴力を加えて弾圧するのも、同じ理由によります。
 そのために、政治的圧力で、警察や検察をも動かし、弾圧に利用するのです。  こうした邪悪な力は、政治や社会が混乱し腐敗した時代において、その力を発揮するものです。
 それは、国民のために正義を行なうというよりも、ただひたすら自己の権力を増殖させるために、腐敗勢力や旧体制に取り入り、支えていきますから、結果的に国民を苦しめることとなります。
 今の創価学会は、宗教を放棄して、利益と権力のみを追及する世俗団体となり、弱者をしいたげ、搾取(さくしゅ)し、反対者を弾圧して、国民を不幸にする存在以外の何ものでもありません。
 くりかえしますが、創価学会は、私達に悪質・陰険な弾圧を加えると同時に、この日本の国全体に多大な損害と害毒を流しているのです。
 公明党が連立政権にいるかぎり、この国は、けっして良くなりません。小泉改革もできません。
 創価学会という有害団体がはびこるかぎり、この国に不幸な出来事が絶えないのです。
 私達は、あらゆる弾圧をはねかえして、正義の活動を展開しなくてはなりません。
 そして、この国のために悪の元凶を取り除くために、今年こそ、全力をあげて戦いましょう。  
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