慧妙紙 2001年8月16日号 より


参院選で
創価学会から逮捕者続出

 

やっぱり創価学会は犯罪集団だ!!

逮捕者の中には婦人部副本部長も!
  その手口は組織犯罪の動かぬ証拠!?

 「史上最高の大勝利、万歳!!」――『聖教新聞』は、先の参院選比例代表選挙において、公明党が過去最高の八百十八万票を獲得したなどと称して、大はしゃぎ。
 しかし、その八百十八万票は、数多(あまた)の選挙違反行為を重ねた上で、やっと改選前議席を維持しただけの、オソマツなものだったのだ。
 その上、昨年夏に行なわれた衆院選の、六倍もの逮捕者を出してしまったとなれば、この八百十八万票≠ヘ、クリーン選挙≠標榜してきた創価学会・公明党にとっての墓標≠ノ変わってしまった、といえよう。
 創価学会・公明党が起こした、悪らつな選挙違反の実態を暴(あば)きつつ、その奥に潜(ひそ)む本質を糺(ただ)す。

お粗末な実態かくして勝利宣言
違反覚悟でようやく改選議席を確保!?

 八月一日に行なわれた、創価学会第八回本部幹部会の席上、創価学会会長・秋谷栄之助は、この時点ですでに、五名もの選挙違反の逮捕者を出しながら、そんなことはおくびにも出さず、
 「投票率が、当初の60%から65%という予想をはるかに下回る56・4%だったため、一千万には至りませんでしたが、未曾有(みぞう)の八百十八万票は、一千万に相当する、大勝利であります。(中略)  『平和と人道の連帯・一千万』を目標に掲げた広宣流布の戦いの視点から見れば、見事に一千万を超える民衆連帯の輪を日本中に広げた実態があり、大勝利のあかし≠ナあります。(中略)  池田先生の指揮のもとで、師弟不二であれば、どのような戦いであろうとも勝利できる。信心と団結≠アそ創価学会の勝利の方程式であることが、証明されたのであります」 等と勝利宣言。池田大作も、
 「史上最高の完全勝利の晴れ姿をもって、全国、全世界から偉大なる代表が集い合い、これほど誇り高い歴史はありません! 見事なる大勝利、本当におめでとう! 皆さまこそ、無名の庶民の英雄です!」 とハシャイだ。
 選挙違反で多くの逮捕者を出しながら、やっと、かき集めた八百十八万票――。それを「八百十八万票は一千万票に相当する大勝利」などと称する秋谷の神経を、まず疑わざるをえない。
 そもそも、公明党の得票数は、創価学会の組織票が大半であり、投票率に左右されないことが「定説」となっている。
 それでも、秋谷の主張を認めて、投票率が学会の予想どおりの65%だったと仮定し、公明党の得票にも8・6%分を上乗せしてみよう。すると、その数は八百八十万票余、目標との差は、まだ百十万票以上もあるのである。
 さらに、今回獲得した八百十八万票すらも、数多の選挙違反行為によって、ムリヤリ積み上げられていたのだから、これはもはや、自慢のタネにするほうが異常、というべきである。  
  その事実を知ってか知らずか、「皆さまこそ、無名の庶民の英雄です!」などと持ち上げる池田の馬鹿さ加減には、失笑を禁じえない。
 しかも、である。逮捕者らの手口を知れば、これはもはや組織犯罪≠ニ呼ぶにふさわしい、見事なまでに統一された手口。
 そこで、新聞各紙の報道より、主な事件の概要を、東から順に見てみる。

学会員逮捕報じた新聞各紙
組織犯罪示す共通の手口

 

千葉

婦人部副本部長逮捕さる!!
   『千葉日報』(八月二日付)は、千葉県警捜査二課と勝浦署、新東京空港署が一日までに、有権者に候補者名を書いた紙片(しへん)を渡し投票所に入場させたとして、公選法違反(※投票干渉)の容疑で、建築会社役員、浅沼節子容疑者=(58)勝浦市新官=を逮捕、千葉地検に送検した、と報じた。
 報道によれば、浅沼容疑者は七月十二日午前、同行した六十六歳と四十九歳の知人女性に、公明党から比例代表に立候補し当選した魚住裕一郎の名前が印刷されたビラのようなものを渡したうえ、勝浦市役所の不在者投票所に入場させ投票に干渉した。
 また、二十五日午前にも別の知人女性(58)に同様の紙片を渡し、投票に干渉した疑いがもたれている。三人の女性とは仕事先などで知り会ったらしい。
 浅沼容疑者はいずれの女性に対しても「一緒に投票所に行こう」と巧みに誘い出し、自分の車で送迎。投票所に入る前に「この人にお願いします」と紙片を渡し持ち込ませていた。
 調べに対し浅沼容疑者は、「いくらお願いしても名前を間違えたり忘れることがある。だから間違わないように紙片を渡した」などと供述、「候補者を当選させたい一心でやった」と容疑を認めている。
 浅沼容疑者は普段から熱心な公明党支持者だったという。
 千葉県警は、組織ぐるみで投票干渉を行なった可能性もあるとして、浅沼容疑者を厳しく追及している。
 なお、千葉日報社には、木更津市内などでも投票干渉が行なわれたとの情報が寄せられていた、といい、中でも千葉市では投開票日の当日、運動員が、通常は投票者しか入場できない投票所まで勝手に入り込み、記載場所の隣で有権者に投票を指図する、という極めて悪質なケースの情報もあった、という。
 本紙の調べでは、浅沼容疑者は創価学会婦人部・副本部長の要職にあることが判明している。


埼玉

老人介護施設の介護福祉士 を逮捕!!

 『埼玉新聞』(八月四日付)は、先月二十九日の参議院選挙で、特定候補者二人の名前を記入したメモを持たせ投票させたとして、埼玉県警参議院選挙違反取締本部が三日、公職選挙法違反(投票干渉)の疑いで、羽生市須影六〇〇、介護福祉士、相良敏枝子容疑者(53)を逮捕した、と報じた。
 報道によれば、相良容疑者は先月中旬、羽生市役所の不在者投票所で、高齢者二人に、公明党の埼玉選挙区と比例代表の特定候補者二人の名前を記載したメモを持たせて投票させ、投票に干渉した疑いが持たれている。
 相良容疑者は老人介護施設に勤務しており、投票した二人は同施設の利用者だった。
 二人を車で市役所まで送迎し、投票所の受付まで付き添っていたという。
 相良容疑者は「間違いなく投票させるために、メモを持たせた」と、容疑をほぼ認めている。


富山

投票干渉で公明の運動員逮捕!!
 『北日本新聞』( 七月三十一日付)は、富山県警が三十日、公選法違反(投票干渉)の疑いで高岡市戸出六丁目、公明党運動員の主婦、山内悦子容疑者(59)を逮捕した。余罪や組織的犯行の可能性もあるとみて、同容疑者宅を家宅捜索し、関係書類を押収した、と報じた。
 報道によれば、山内容疑者は参院選公示後の十五日、公明党の比例代表候補者(木庭健太郎)を当選させる目的で、不在者投票をする高岡市の知人男性(49)を高岡市役所まで送り、車中で「頼む」と言って支持する候補者名が書かれたメモを渡した。男性はメモを持って市役所の不在者投票所に入り投票したという。
 メモは細長く、手のひらに隠れるほどの大きさで、手書きではなかった。
 富山県警は三十日朝から高岡署で山内容疑者を事情聴取し、容疑を認めたため逮捕。同日夜、山内容疑者宅を捜索し、段ボール箱大のプラスチックケース数個分の証拠書類などを押収した。


徳島

 支部長逮捕さる!!

 『徳島新聞』(七月三十一日付)は、徳島県警の参院選挙違反取締本部と板野署が三十日夜、不在者投票で自分が支援する候補者に投票するよう有権者に干渉したとして、比例代表で当選した公明党の福本潤一の支援者で創価学会上板支部長の、上板町七條、会社員田中豊繁容疑者(53)を公職選挙法違反(投票干渉)の疑いで逮捕した、と報じた。
 報道によれば、田中容疑者は、参院選の不在者投票期間中だった七月二十二日午後、上板町内の無職女性(78)を町役場の不在者投票所に乗用車で送迎。支援する福本の名前を書いたメモを手渡すなどして、投票を指示した疑いが持たれている。干渉を受けたとされる女性は、田中容疑者と顔見知りではなかった。
 今回の参院選は比例代表で非拘束名簿方式が初めて導入され、政党以外に候補者の個人名でも投票できるようになった。このため、公明党は福本氏を中四国九県の重点候補と位置付け、党の支持母体である創価学会も支援していたという。
 徳島県警は、田中容疑者が、ほかにも同様の手法で投票に干渉したケースがあるとみて、詳しく調べているという。


佐賀

公明支持者の投票干渉を警官が確認!!
 『佐賀新聞』(七月三十一日付)は、佐賀県警捜査二課と佐賀署が三十日、公選法違反(投票干渉)の疑いで、佐賀市水ケ江二丁目、洋服店経営石浩美容疑者(41)を逮捕した、と報じた。
 報道によれば、石容疑者は、七月十五日午後四時過ぎ、知り合いの佐賀市内の女性(78)を佐賀市役所内の参院選不在者投票所に車で送迎。公明党比例代表候補の木庭健太郎の名前を記したメモを持たせて投票所に入場させ、女性の投票に干渉した疑いが持たれている。
 石容疑者が不在者投票所の入り口で『木庭と書くように言ってある。メモを持たせてある』などと選管職員に話したのを佐賀署員が聞いていた。
 石容疑者は、メモを渡したことについて否認しているという。  
  以上、見てきたように、事件の「被害者」は比較的に高齢者が多く、犯人が、自分より立場の弱い人間を狙って犯行に及んでいることが歴然である。
 とくに埼玉の事件は、施設に勤める介護福祉士と、その施設の利用者という、完全なる「強者と弱者」の関係において実行された、卑劣極まる犯罪である。
 そのためかこの事件は、『朝日新聞』『毎日新聞』の全国紙も、地方版ではなく社会面で報じているのである(しかし、本紙が確認した範囲では、なぜか『読売新聞』の社会面にだけは、この事件は一行たりとも載っていない)。
 狙うのは常に弱者。しかも、逮捕者の手口はいずれも、「被害者」を不在者投票に連れ出し、公明党の候補者名が書かれたメモを渡しながら、その人物の名を書くように依頼し、不当な投票干渉をする、というもの。
 ここまで手口が揃(そろ)っていれば、もはや、創価学会・公明党の中で、全国的に統一した何らかの指示を流していた≠ニ、考えざるをえまい。
 また、逮捕者の中に、婦人部副本部長を筆頭に支部幹部クラスが複数いる、という事実からすれば、それらの容疑者の指示により、それ以下の幹部(支部長・支部婦人部長、支部男子部長・支部女子部長、地区部長・地区婦人部長、ブロック長・ブロック担、男女地区リーダー等々)が同様の犯行を犯していたことは事実である。
 実際、容疑者の余罪と共に、組織的犯行の可能性もあるとして、追及している警察が複数あるのだ。

加害者も、じつは組織の被害者
糾弾すべき責任者は池田大作

 しかし、その背後関係を冷静に分析すれば、今回挙げた犯罪者たちは皆、実際には「被害者」なのである。
 なぜならば、彼等は皆、秋谷が言う「『平和と人道の連帯・一千万』を目標に掲げた広宣流布の戦い」において、師弟不二≠フ道を貫き、池田の称賛を受けようと必死になって戦ったあげく、犯罪行為に走ってしまったであろうからだ。
 つまり、創価学会・公明党がなければ、さらには池田大作がいなければ、彼らが犯罪者に転落することはなかったのである。
 その意味において最大の犯罪者は、彼らを犯罪へと追いやった、創価学会・公明党であり、最高指導者の池田大作なのである。
 犯罪は犯罪として、厳しく糾弾すべきは当然のこと。しかし同時に、池田創価学会の被害者でもある彼らを覚醒させるべく、折伏の手を差しのべることが肝要であろう。
 そして、真の犯罪者たる池田大作こそを、徹底的に糾弾していこうではないか。
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