衆院選 創価学会・公明党の

悪質な選挙違反を総括!!(慧妙紙より)

    露骨な違反行為を全国で展開

          市民の顰蹙買った学会の低俗さ


自公保連立の是非を問われた今回の衆院選――。創価学会・公明党はこの選挙で、衆議院解散前後の前哨戦段階から終始、「アンフェア」な戦いを展開してきた。ここでは、今回の選挙期間中に創価学会・公明党が行なってきた悪行を暴(あば)きつつ、その陰に潜む大きな危険性を検証する。  

 6月28日、広島県警捜査二課と呉署は、総選挙の比例代表選挙で、呉市の老女に公明党への不在者投票をさせようとしたとして、呉市内に住む不動産会社役員のM(学会婦人部)を、公選法違反(投票干渉)の疑いで逮捕した。
 Mにかけられた容疑は、選挙期間中の6月18日、老女を呉市役所にある不在者投票所へ乗用車で連れていき、政党名を書いたメモを見せて女性の投票に干渉した、というもの。
 Mの熱心な活動ぶりは近所でも有名で、今回逮捕されたのも、不在者投票をさせるため、一度に数人を連れては、たびたび投票所を訪れていたことからその容疑が浮かんできた、というほどであった。
 新聞報道によればMは、今回の衆院選において、広島県内で最初の逮捕者だという。
 が、しかし、この事件は、創価学会・公明党の内情を知る者からは、「なんだ、その程度の違反で捕まったのか」あるいは「その類(たぐい)の話なら、いくらでも知っている」との声が聞こえてきそうな事件といえよう。

 これ以上に、創価学会・公明党が行なった選挙妨害≠ナ問題視すべきは、全国各地で、様々な形で行なわれた、批判勢力に対する謀略文書のバラ撒(ま)き(公示後に行なわれた違法行為)である。
 その最大の標的にされた日本共産党は、「共産党を批判した悪質な誹謗中傷ビラを、全国で一億数千万枚も撒かれた」「ビラは、公職選挙法に抵触する違法ビラだ」として、創価学会や公明党などを名指しで糾弾して憚(はばか)らない。
 しかし、それも当然のこと。『しんぶん赤旗』(7月7日付)には、学会員による謀略文書攻撃の実例が、それこそ山のように掲載されているのである。
その中から、象徴的なものをいくつか拾ってみた。


      違法ビラ、捕らえてみれば学会員

           犯人引き取り≠ノ学会系の議員が

 6月24日午前5時半ごろ、山形市内で、60代男性と20代男性が組んで大きなアパートに配布しているのが目撃された。「公明党」と書かれたワゴン車に乗って何人かで移動した。
 6月23日深夜、東京都渋谷区千駄ケ谷一丁目で、自称21歳の男性がパンフを配布しているのを党後援会員が発見。問い詰めたところ、(中略)しばらくしてから「じつは、創価学会員です。ウソをついていました」と答え、板橋区のMと記して謝罪文を書いた。
  ウソをついた理由について、「上の人」から日本共産党の人間につかまったら、創価学会員だとは認めるな。黙っていろ。バイトで配っているとウソを言え≠ニ指示されていた、とのべた。
 6月23日深夜、愛知県名古屋市緑区の鳴子団地で、パンフを配布していた男に声をかけたところ、パンフの入っていたかばんを放置して逃走した。中には、創価学会の役員の名前(T地区リーダー、I地区部長、S青年部長、緑文化会館など七十三人の名前と電話番号)が記されたアドレス帳が入っていた。
 6月23日深夜、大阪府松原市松原北3丁目で配布しているのを目撃。配布した男を追及したところ、何人もの男が加勢にあらわれ、うち一人の男が「共産党になんか学会は負けへんぞ」と叫び、隣の男があわてて口止めした。
 6月23日午後10時ごろ、滋賀県大津市仰木の里東七丁目の路上で、30歳代前後とみられる男性三人が、パンフを配布しているところを、党員・支持者が発見(中略)配布の中心人物が(事情聴取が行なわれた)堅田警察署に呼んだ弁護士は、大津市内に事務所を開き、創価学会員として知られているH弁護士であった。
 6月23日午後10時30分ごろ、福岡県鞍手郡若宮町で、住民の通報で(共産党)藤島町議がかけつけ、パンフを配っていた二人を問いただす。(中略)二人が創価学会員と言ったので、藤島町議が公明党の町議に連絡すると、数分後に現地に来て、「ビラのことは知らない」と言い、二人を車に乗せて帰った 。


      対立候補の街頭演説を妨害

           現職市議(公明)までが下品な野次

 繰り返すが、 ここに挙(あ)げたのは、 記事中から抜粋した、 ほんの一例である。それでも、日本列島の北から南まで、学会員による違法謀略ビラの配布が、選挙期間中、組織的かつ徹底的に行なわれたことは一目瞭然である。
 しかも、阪神地方を中心に大量にバラ撒かれた『ディスカス』というビラは、なんと、総選挙における公明党大阪府本部の選対本部副本部長が発行責任者であったことが判明。
 今回の違法謀略ビラは、創価学会・公明党による、組織ぐるみの大がかりなものであったことが裏付けられた形となったが、26日未明のテレビ番組の中で、共産党・志井書記局長からそのことを追及された、公明党・冬柴鉄三幹事長は、  「『ディスカス』というのは、調べたら、確かにそういう人(が発行責任者)だけど、政治団体の届け出してるんですよ。そして、政治活動としてやってるんですよ。それを、もし違法だったら、告訴したらいいじゃないですか!」 と、堂々と開き直ったのである。
 違法ビラ配布という間接妨害だけではない、福島県、千葉県などでは、候補者らに対しての直接の選挙妨害も行なわれた。
 ことに福島県では、公明党の現役市議が、共産党候補の街頭演説を妨害するという、今までならとうてい考えられないような異常な事件も起こっているのだ。
 6月21日、福島県会津若松市七日町で、共産党の原田俊広候補(福島四区)が街頭演説をしていたところ、同市の林勝雄公明党市議が選挙カーに近寄ってきて、原田候補にむかって「でたらめを言ってるんじゃない。やめろ」などと罵声をあびせ、演説を中止させようとするという事件が発生した。
 選挙カーに乗っていた運動員はすぐさま、妨害行為をやめさせようと林市議に注意したが、林市議はこれを聞き入れず、なおも罵声を浴びせ続けたため、原田候補側は会津若松市選挙管理委員会に対し、選挙妨害を取り締まるよう申し入れた。同市選管は、「明らかに選挙妨害です。このことを警察に伝えます」と答えたという。
 また、6月21日には、千葉県木更津市で、選挙運動員衆院千葉十二区の共産党候補らの宣伝を行なっていたところへ突如、「創価学会員」と名乗る女性が押し掛け、マイクを奪い取って投げつけたほか、車を叩く、アナウンサーにつかみかかるなど三十分にわたって妨害を続けた。
 ちなみに、目撃者によるとその光景は、目がすわっていて、まるで何かにマインドコントロールされたとしかいいようのない、異様なものだった、という。


      集中攻撃された学会批判の候補者

           街頭演説中に暴力行為も勃発

 創価学会・公明党による、直接・間接の選挙妨害の被害にあったのは、何も共産党関係者だけではない。
  創価学会・公明党を批判する人物に対しては、 たとえ、それが連立相手の自民党議員であっても、それは容赦なく実行された。
 今回の選挙で東京十七区から立候補し、公明党・山口那津男元議員を破って見事再選を果たした、「政教分離を貫く会」代表世話人の平沢勝栄議員(自民党)に対する違法謀略ビラによる攻撃も、数回にわたって繰り返された。
 その中、平沢陣営では、公示日である六月十三日の未明に、選挙区内の2カ所で謀略ビラを撒いていた、計10名の男を発見し、警察に突き出したところ、警察署にはすぐ、公明党都議会議員が現われたという。
 その平沢議員もまた、学会員による直接攻撃を受けている。
 6月21日、平沢議員が葛飾区・堀切菖蒲園駅前で街頭演説を終え、聴衆と握手しながら挨拶していたとき、突然、聴衆の中から中年女性が飛び出してきた。
 そしてその女性は、平沢議員の胸ぐらに掴みかかると、議員が掛けていたタスキを引っ張るなどした。
 その暴挙を止めようと、 関係者がすぐさま中に割って入ったところ、 その女性は、周囲の「選挙妨害だ」という声を尻目に、その場に乗ってきていた自転車に乗って一目散に逃走してしまったのである。
 しかし、自転車に書かれてあった住所と氏名を関係者にしっかりと確認されてしまったため、平沢陣営の被害届を受理した本田署によって、後日、取り調べを受けるに至ったのである。
 その中年女性は案の定、地域でもバリバリの学会活動家だということが判明したという。
 創価学会・公明党による国政レベルの選挙での選挙違反・妨害は、昭和40年代半ば以降、これまで、戸別訪問や投票干渉、対立候補のポスターを剥(は)がす、といった程度のものがほとんどであった。
 しかし今回は、全国規模での違法謀略ビラ配布や、あろうことか、選挙遊説に対する直接妨害まで引き起こしているのである。
 この急激な変化は、いったい何に起因するのであろうか―。
 仮にそれが、自民党と組んでの政権与党入りで、国家権力の後ろ盾を頼めるようになったためだとしたら、今後、ことはいよいよ重大である。
 というのも、今回の衆院選で、公明党は、解散時の議席の4分の1、11議席を失うという大敗北。
 ところが、連立を組む自民党もまた、38議席を失い過半数を割る、という大惨敗を喫したおかげで(保守党も大惨敗)、連立与党内での公明党の影響力は、弱まるどころか、むしろ強まってしまったのだ。
 となれば、創価学会・公明党が、今まで以上に横暴な振る舞いを見せるのは当然といえよう。
 この状況下、日本の未来に一分の光明を見出すために我々がなせることは、学会員に対する徹底的な折伏と、創価学会・公明党による横暴を徹底追及することである。
 今からの闘いこそ全て、なのだ。。
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